なたでぽぽ

mfc100.dll

2010/12/18

先日の日記ぴたすちおをバージョンアップしたという事を書きましたが、このソフトには根強い人気があるらしく、早速メールを何通かもらっています。普通の人間は、フリーソフトがちゃんと動いているときには作者にメールしようなんて思いませんので、必然的に私のところに来るのはバグの報告ばかりという事になります。せっかく苦労してフリーソフトを作っているわけですから、リリースした後に何も反応が無いというのは寂しいものがありますが、バグ報告のメールが続々と届くというのも、それはそれで複雑なものです。

今回一番多かったメールは、「mfc100.dllが無い」というエラーが出ます、というものです。mfc100.dllというのは、Visual C++ 2010で作ったソフトを動かすときに必要なdllのひとつでして、いわゆるランタイムライブラリというやつです。これまでもランタイムライブラリは当然必要だったのですが、前のバージョンまではVisual C++ 6.0を使っていましたので、必要なのはmfc42.dllでした。で、これはほとんどのPCに既にインストールされているものなので、特に問題にはならなかったわけです。ところが、mfc100.dllについてはインストールされていないPCが多く、メールがたくさんやってきたという事です。

「mfc100.dllが無い」と言われたときの対処法ですが、「Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ」というのをマイクロソフトのサイトからダウンロードしてインストールしてやればOKです。32ビット版と64ビット版が別々に用意されているので、各自の環境にあった方をインストールして下さい。mfc100.dll以外にも、mfc100u.dllやmfc100d.dll、msvcp100.dll、msvcr100.dllなど、たくさんのファイルが含まれていますので、他のソフトでそういったエラーが出たときにも有効です。

Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ 32bit版

Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ 64bit版

あと多かったのは、英語版のWindowsで実行しているのに、何故か日本語でメッセージが表示される、というもの。日本語版Windowsを使っている日本人には関係ない話ですが、日本語が読めない人にとっては結構致命的なバグですね…。原因についてはまだ調査中なのですが、致命的なバグなので近日中に修正予定です。

それにしても、これだけの致命的なバグにしては海外からのメールがちょっと少ない気がします。海外でのぴたすちおの普及率はまだまだのようですね。

mfc110.dllについてはこちら