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武器としての決断思考

武器としての決断思考を読みました。

著者は瀧本哲史さん。京都大学で客員准教授をやっているエンジェル投資家だそうです。

本の内容ですが、タイトルが「武器としての決断思考」となっているので、意思決定の話かと思いきや、そうではありませんでした。簡単に言うとディベートの入門書です。なんでも著者は、全国教室ディベート連盟事務局長とか、全日本ディベート連盟代表理事とかをやっている人だそうです。

本書で主張されているのは、論理的によく考えて議論しましょう、ということです。ロジカルシンキングの基礎的な内容が丁寧に説明されています。練習問題が多く含まれていて分かりやすいとは思いますが、ロジカルシンキングについてすでに知っている人にはちょっとくどいかも知れません。

ということで、タイトルにつられて買ってしまうと後悔すると思いますので、その点は注意が必要です。ただ、内容自体は丁寧に書かれていますので、ディベートについて基礎的な事を知りたい人は読んでみて損はありません。「ディベート入門」というタイトルで出せばよかったのに、とは思います。