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嫌煙反対

ここ数年、嫌煙がブームみたいになっています。

駅やレストランなどの公共の場所では禁煙のところが増えていますし、taspoなんてのも導入されました。また、たばこ税の増税なんて話も出てきています。

嫌な世の中になったものですね。

たばこについてよく言われるのは「たばこは百害あって一利なし」ということですが、そもそもそれが間違いです。

たばこの害

まずは害について。

一般に言われているのは、がんになりやすいとか、心臓疾患の確率が高まるということです。まあ、これは確かにそうなのでしょう。ただ、統計的にどれだけ確かな事かというのはよく分かりません。少なくとも私がネットで調べた限りでは、信頼出来るデータは公開されていませんでした。学術論文を調べれば何かしら見つかるのでしょうが、一般の人にとってはなかなか大変なことです。つまり現状というのは「たばこは体に悪い」という結果のみが一人歩きしている状態なわけです。

テレビなどを見ていると、「たばこ一本で寿命が5分30秒縮まる」とか「たばこを吸う人は寿命が3.5年短い」というような数字が出てくることがありますが、これらの数字にたいした根拠はありません。定性的に平均余命が短くなるのは確かだとしても、定量的に何かしらの結論が言えるような研究は行われていないと思います。

たばこが人体に与える影響は、人種によっても違うでしょうし、個体差も大きいはずです。また、たばこの種類や吸い方などにも少なからず影響を受けるでしょう。これらを加味した上でその影響を予測する事は、現代の科学ではまだ無理なのです。

JTのサイトでも公開されているように、たばこには非常に多くの化学物質が含まれています。その中には人体に良い影響を与えるものもあれば、害になるものもあります。それらが体内で酵素やホルモンなどの体内物質とどのような相互作用を起こし、その結果としてどのような症状が現れるのかという事は、ほとんど解明されていないと言ってもいい状態です。

たばこの害を問題にする場合、主に慢性毒性を考えないといけませんので、因果関係を見つけ出すのは非常に困難です。例えば、肺がんになった原因がたばこかどうか、という問題を考える場合、たばこ以外の外的要因についてすべて考えなければ正確な答えは出てきません。いくらヒトゲノムが解明されたとはいえ、こういった問題について確かな結論が出せるようになるまでには、今後数十年の研究が必要でしょう。

また、受動喫煙についても同じ様な状況です。平山論文以降、複数の研究が行われていますが、まだ決定的な結論を出すには至っていません。学術的にも論争が続いているわけです。マスコミの喧伝によって、たばこは悪、という感じになっていますが、受動喫煙が人体にどのような影響を与えるのかは、まだ分かっていないという事を理解して下さい。

たばこの利

次に利について。

「たばこは百害あって一利なし」と言われると、毎日何本もたばこを吸っている私としては「そんな事はないだろう」と思ってしまいます。少なくとも私にとってはメリットがあるからです。おそらく他の喫煙者も、メリットがあるから吸っているのでしょう。

明らかなのは、たばこは美味しいということ。これは主観の問題なので議論の余地はありませんね。少なくとも私にとっては、たばこは美味しいものなのです。たばこを吸わない人に対して「この旨さを知らないなんて可哀そうだなー」くらいの事は思っています。

特に、一度もたばこを吸った事がない人が、たばこの匂いからの連想で、「たばこなんて美味しいはずがない」なんて言っているのを聞くと、ちょっとどうかと思ってしまいます。納豆とかくさやとかドリアンとか、匂いは悪いけど味はいいものなんてたくさんあります。それを一度も食べた事がないのは、ただの食わず嫌いというやつです。

もちろん、たばこを吸いたくない人に対して、一度吸ってみれば、なんていうつもりはありません。ただ、たばこを美味しいと感じる人もいるという事は、理解してもらいたいものです。

後は、たばこを吸うと気分が落ち着くというのも確かです。科学的に証明したわけではありませんが、私の経験からは間違いのないことです。また周りの人を見てみても、喫煙者の方が非喫煙者よりも温厚な人が多いような気がします。

精神的に何か良くないことがあったとき、とりあえず一服して気分を落ち着けるというのは非常に効果的です。世の中の人がみんなたばこを吸えば、「ついカッとなって」という類の犯罪もずいぶん減るのではないかと思います。

上の二つは精神的なメリットですが、身体的にもメリットがあるのではないかと思っています。例えば、たばこを吸うと便通が良くなるとか、花粉症にかかりにくくなる、という事はあると思います。もちろん科学的には証明されていませんが、それは害についても同じ事です。

たばこにも、いいところは色々あるのです。

嫌煙運動

このように、たばこにはいいところも悪いところもあります。そしてそこは人によって大きく評価が分かれるところです。ほとんどの喫煙者にとってはたばこはいいものですが、ほとんどの非喫煙者にとってはたばこは悪いものでしょう。つまり、たばこは、コーヒーやお酒などと同じで嗜好品なのです。

したがって、自分がいくらたばこが嫌いだからといって、他人に対して「たばこを吸うな」という権利は誰にもないのです。受動喫煙については直接的な影響があるので別ですが、それ以外の事については大きなお世話です。たとえたばこが体に悪く、それで寿命が縮まるとしても、それは本人の問題です。

ちなみに、この問題に関してよくある議論として、喫煙者は医療費が余分にかかる、というものがありますが、これは的外れです。医療費の多寡についてはもちろん科学的に検証されていませんし、統計的にも確かな証拠は出ていません。また、仮にそれが事実だとしても、それを理由に禁煙しろとか言われる筋合いはありません。この理屈で言えば、世の中の人は体に悪い事は何ひとつやってはいけないことになってしまいます。

最近は、公共の場所でたばこを吸うな、という声が圧倒的に大きく、嫌煙がブームのようになってしまっています。とても容認できないような出来事が次々と起こっていて、喫煙者にとっては住みにくい世の中になりつつあります。

taspoなんていうのは、その最たるものです。taspoの大義名分は、未成年者の喫煙防止というものですが、taspoみたいなシステムが全く効果的でないことは小学生でも分かりそうなものです。どう考えても、天下り先などの利権が欲しい役人と、利害が一致した企業が作りだした金儲けのためのシステムです。

それから、路上喫煙禁止条例、歩きたばこ禁止条例というのもひどいですね。人ごみでの歩きたばこやポイ捨てが悪い事だというのは分かりますが、それはマナーの問題です。わざわざ条例で禁止して、罰金を取るような事ではないと思うわけです。

たばこを取り締まるのであれば、他の迷惑行為も同じように規制して欲しいものです。例えば、自転車が嫌いのページで書いたように、私は毎日自転車に迷惑をかけられています。道路交通法に違反している人はもちろんですが、それ以外にもどんどん条例を作って取り締まって欲しいものです。イヤホンが嫌いのページに書いたように、人前でイヤホンをしている人もそうです。

それ以外にも、電車内で化粧をする人とか、酔っ払って騒ぐ人とか、携帯電話を見ながら歩く人とか、乱暴な運転をする車・バイクとか、取り締まって欲しい人はいっぱいいます。こういう人たちを野放しにしておいて、たばこばかりを悪者扱いする事が納得いきません。

まとめ

たばこは健康に悪いと言われていますが、本当のところはそれほど詳しく分かっていません。もしかしたら、マスコミに洗脳されているだけかも知れません。それに、我々は日頃それほどクリーンな環境で生活しているわけでもありません。農薬を吸って育った野菜も食べますし、排水の混ざった水で育った魚も食べます。空気中には自動車や工場からの排ガスや、その他もろもろの有毒物質がたくさん含まれているでしょう。それらの方がたばこよりもよっぽど問題だと思います。

私は、喫煙者が正しいと言うつもりもありませんし、非喫煙者が間違っていると言うつもりもありません。住みやすい環境を実現するために必要なのは、お互いがよく理解をし、協調して妥協点を探していく事です。感情的にならず、正しい認識に基づいて物事を考えていくことが重要だと思います。