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放射能と放射線の違い

「放射能」と「放射線」はよく混同されて使われますが、もともとは違う意味を持った言葉です。

  放射線とは    電磁波、粒子線のこと

  放射能とは    放射線を出す能力のこと

また、放射線を出す物質は「放射性物質」と呼ばれます。

「放射線とは電磁波、粒子線のことです」と言われてもいまいちイメージが湧きませんが、簡単に言うと「放射性物質から放出されるエネルギー」が「放射線」です。

ただし、原子力発電所の事故などの際に問題にされる放射線というのは、放射線のうちで人体に危険を及ぼすもののことです。

原子力基本法では、「電磁波又は粒子線のうち、直接又は間接に空気を電離する能力をもつもので、政令で定めるもの」が放射線であると定義しています。

そして、その「放射線」を出す物質のことを「放射性物質」、「放射線」を出す能力のことを「放射能」と言うわけです。

ところが、原子力発電所の事故などが起こると、「放射能」が漏れたといった報道がされます。これは正確な表現ではありません。正確には、「放射線」が漏れた、あるいは「放射性物質」が漏れた、と言うべきです。

原子力の専門家でないテレビアナウンサーなどは仕方ないにしても、電力会社の担当者や政治家などは正確な言葉遣いを心がけるべきでしょう。