新成長戦略2009/12/30 ニュースによると、鳩山内閣が「成長戦略の基本方針」というのを閣議決定したそうです。 2020年までに名目国内総生産(GDP)を650兆円程度に拡大させる。 平均成長率の目標は名目GDPが3%、実質GDPが2%以上。 それから、「400万人以上の雇用創出を目指す」だそうです。 最近、民主党の(というか鳩山首相の)パターンがかなり見えてきた感があります。とりあえず最初に数値目標を出してしまえ、ということです。温室効果ガス25%、子供手当て2万6000円、事業仕分け3兆円、国債44兆円…。今回も、数字だけが一人歩きすること請け合いです。 ということで、名目GDP3%、実質GDP2%という数字について、どのくらいのものなのかと思ってグラフを描いてみました。下の図は、1980年からの日本のGDPの値です。縦軸の単位は10億円、2009年以降は3%、2%で計算した予測値です。
バブル崩壊以降横ばいを続けている名目GDPですが、3%成長を実現するとこんな感じになります。バブル絶頂期と大体同じ感じで伸ばしていこうという目標な訳ですね。 無理そうです。 民主党や連立与党の人達は、何か具体案を考えているのでしょうか?何か考えているのであれば、早めに示してもらいたいものです。 |
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