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自民党マニフェスト2009

2009/07/31

総選挙に向け、自民党がマニフェストを発表しました。
自民党のHPからダウンロードできます。

先日の民主党のマニフェストから4日遅れての発表です。

民主党のマニフェストには65点という点数を付けましたが、自民党のマニフェストを読んでみたところ40点くらいの内容ですね。

一番の問題点は、何と言っても具体性がないこと。

文書のタイトル?が「日本を守る、責任力」で、スローガンとして掲げているのが、「改めます。伸ばします。」です。一体何のこっちゃという話ですね。

文書中の見出しを見ていくと、

  • 「国のしくみ」のマイナスを改め、プラスへ。
  • 「生活を支えるしくみ」のマイナスを改め、プラスへ。
  • 社会を支える日本独自のしくみを、もっとプラスへ。
  • 誇りと信頼ある国家を、もっとプラスへ。
  • 世界をリードする強みを、もっとプラスへ。

ということで、やはりよく分かりません。日本語も変ですが、これが麻生総理の独自色なのでしょうか?確かに、歴史的には「漢字が読めなかった首相」として名が残ると思いますので、ある意味これで正解かも知れません。

個別の内容については、民主党のマニフェストと大体同じ感じになっています。これだと、後だしジャンケンと言われても仕方ないですね。というか、民主党のマニフェストで使われている表現を敢えて避けているような印象があり、かえっていやらしい感じに映りました。一応与党なんだから、もっと自信を持って政策を提案して欲しいものです。

大体、最近の自民党はネガティブキャンペーンが多過ぎです。民主党の誰それが故人献金をもらってるとか、財源はどうするんだとか、そんなのばっかりです。もっと与党らしく、堂々とする事が出来ないのかと情けなくなります。

ただ、マニフェストの中身を個別に見ていくと、評価できる事もちらほら書いてあります。

  • 地方分権の推進
  • 天下り禁止
  • 国会議員定数の削減
  • プライマリーバランスの正常化

という辺りは是非とも実現してもらいたい事です。まあ、民主党も同じ事を言っている気がしますが…。

逆に賛成しかねる政策としては、

  • ゲーム、アニメの推進
  • 環境革命
  • 行き過ぎた市場原理主義との決別

といったものがありました。

ひとつ目については問題外ですね。こんなのを国策として掲げられても困りますし、マニフェストにわざわざ書く事ではないでしょう。もっとまともなところで独自性を発揮しなさい、と言いたいです。

二つ目については民主党も同じですが、温暖化対策と経済成長は両立できない課題です。特に自民党の場合は経済成長率2%という数字を出していますので、それとの兼ね合いについて説明してもらわないと空論としか思えません。

三つ目については何のこっちゃ?という感じです。市場原理主義という言葉をどう定義しているのか知りませんが、日本で市場主義が行き過ぎているなんてことはありません。きっと、小泉・竹中路線からの脱却という事を言いたいのだと思いますが、彼らの改革は実に中途半端で、市場原理主義というようなところまでは全然いっていません。

むしろ、今の日本に必要なのは市場主義をきちんと根付かせる事です。政府は、政府がやるべきことだけを粛々とやっていればいいのであって、後は市場の力に任せるのが自然な姿です。政治家や官僚が、利権のために必要でもない複雑な規制をかけ続けてきたのが今の日本です。

ということで、トータルで見ると自民党のマニフェストは全然ダメ、ということになります。これなら民主党の方が幾分マシですので、次の政権は民主がとって欲しいですね。