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ベッドルームで群論を

ベッドルームで群論を――数学的思考の愉しみ方を読みました。著者はブライアン・ヘイズさん。アメリカでサイエンス・ライターをやっている方だそうです。

タイトルに「群論」という言葉があるので、つい群論に関する本かと思ってしまいますが、そではありません。本書はコンピュータ科学に関連する12編のエッセイを集めたエッセイ集で、群論に関係する話はそのなかのひとつだけです。ちょっと分かりにくいタイトルですね。

エッセイのテーマは主にコンピュータ科学や数学で、群論や、遺伝暗号の解読、歯車の組み合わせ、三進数などに関する話が収められています。どのエッセイも非常に面白く、また興味深いものでした。あまり世の中の役には立たないかも知れませんが、こういった割とどうでもいいことを真剣に研究するというのは科学者としての理想的な姿だと思います。

私も、業績とか気にせずに気楽に研究できる立場にはやくなりたいものだと思いました。