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ザ・ゴール

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何かを読みました。著者はエリヤフ・ゴールドラット氏。イスラエルの物理学者だそうです。

内容は、製造業における生産管理やマネジメントについてなのですが、普通の本と違うのは小説仕立てになっているという事。工場長である主人公のアレックスが、色々と工夫して業績をあげていくという物語です。

この本がすごいのは、その物語の部分が割と面白いというところかと思います。普通こういう風に小説仕立てにしてしまうと、主題を語るためにかなり無理のあるストーリーになるものですが、その点があまり気になりません。

というか、仕事が忙しすぎて奥さんと仲が悪くなったりするのですが、その辺は読んでいて普通に面白かったです。

生産管理やマネジメントについて私は専門家では無いのでよくわかりませんが、書かれている内容には概ね賛成出来ました。もし自分が工場などでマネージャーの立場にいたら、結構参考になるのではないかと思います。

ということで、生産管理に携わっている方はもちろん、普通の小説好きの人にとってもおすすめの一冊だと思います。