なたでぽぽ  

空中ブランコ

空中ブランコを読みました。作者は奥田英朗さん。奥田さんは直木賞作家なわけですが、この空中ブランコが直木賞の受賞作です。

内容としては、イン・ザ・プールの続きで、伊良部一郎シリーズの第二弾となっています。前作同様短編集で、5つの物語から成っています。それぞれを簡単に紹介すると以下の通り。

  • 空中ブランコ    サーカスの空中ブランコ乗りの話
  • ハリネズミ    先端恐怖症のやくざの話
  • 義父のヅラ    かつらをはずしたがる医者の話
  • ホットコーナー    野球が出来なくなる野球選手の話
  • 女流作家    文章が書けなくなる作家の話

話の展開としてはイン・ザ・プールの5つの話と大体同じで、伊良部のところに訪ねてきた患者が、何だかんだとドタバタするうちに何となく治ってしまうという話。イン・ザ・プールと同じで、非常に楽しく読めました。前作と比べると、少しユーモア色が強くなったように思います。特に難点は無いのですが、露出量の看護婦さんがいまいち活躍しないのが不満と言えば不満です。せっかくのいいキャラですから、もっと活躍して欲しいものだと思いました。