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睡眠の科学

睡眠の科学を読みました。

著者は櫻井武さん。金沢大学の教授で、バリバリの研究者だそうです。

内容はタイトル通り、睡眠に関する科学的な話です。タイトルに「科学」という言葉が入っていても全然科学の話をしていない本というのもありますが、この本は違います。本気で科学の話をしています。

それで、睡眠というのは主に脳の中の問題ですから、もちろん脳科学の話になります。

ドーパミンとかニューロンとかレム睡眠とか、そういった話です。内容はかなり高度で、全部を理解することは難しいですが、大学教養程度の基礎知識があれば感じはつかめるのではないかと思います。私も全部は理解出来ませんでしたが、なんとなく脳の世界が垣間見えた気がします。

本書の主題は、「なぜ眠る必要があるのか?」「寝ているときに脳は何をしているのか?」といった辺りなのですが、結論を言うと、よく分かっていない、ということらしいです。もちろん仮説はいっぱい提案されていて、分かっていることもそれなりにあるのですが、分子レベルでの解明というのはまだまだ先の事になりそうです。

進化しすぎた脳を先日読んだときもそうですが、脳科学というのはこれからの研究対象として非常に面白い分野だと思いました。

是非私が生きているうちに、脳の全貌を解明してもらいたいものです。