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たんぱく質入門

たんぱく質入門を読みました。 著者は武村政春さん。東京理科大学の先生で、生命のセントラルドグマなどの本を出されている方です。

本書の内容は、もちろん「たんぱく質」に関することです。タイトルには「入門」という言葉が入っていますが、いわゆる入門書とは違い、たんぱく質に関連した話を集めた読み物的な作りになっています。

教科書のように、一から順を追って説明しているわけではありませんので、本格的に勉強するのには不向きですが、たんぱく質についての知識を増やしたい人にはおすすめの一冊です。特に、たんぱく質という言葉は知っているけど、具体的にどういうものかは説明出来ない、というレベルの人に向いていると思います。

また、「入門」とはなっていますが、一般的な入門書よりも高度な話題も扱っているので、一通りたんぱく質の事を知っている人でも楽しく読めるでしょう。

それにしても、本書を読んで改めて思ったのは、たんぱく質は凄い、という事です。たった20種類のアミノ酸が並んでいるだけなのに、体の中のあらゆる仕事を効率的にこなしているのです。

その仕組みは非常に複雑で、未だに解明されていない事も多いのですが、本書を読むことでその一部を知ることが出来ます。多分、たんぱく質の緻密さに感動を覚えるでしょう。私の文章では上手く伝わらないと思いますが、要は生物が生きていられるのは全部たんぱく質のおかげなのです。

ということで、化学が好きとか嫌いとか関係なく、体の中で起こっていることに興味を持っている人は、ぜひ本書を読んでたんぱく質の凄さを垣間見て下さい。