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プロフェッショナルの条件

プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))を読みました。

著者はドラッカー。もしドラ(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)で一躍有名になったあのドラッカーです。まあ、一躍有名にと言っても、それは日本の若者にとっての話であって、世界的にはその何十年も前から超有名人です。

経営学を専門とする大学の先生なのですが、コンサルタントなどとして幅広く活躍され、また著作も多く残しています。残念ながら2005年に亡くなってしまったのですが、その直前まで本を書かれています。

本を書くのが好きな人というのは結構いて、大体そういう人の本は質が悪かったりするのですが、ドラッカーのすごいところは出版した本がすべて高い評価を受けていることです。適当に書いた本なんてもちろんありませんし、それどころかどれも非常に高度に作り込まれています。

で、それだけ多くの本を出していると、読者としてはどれを読んでいいのか分からないという事になってしまうわけですが、その問題を解決すべく「はじめて読むドラッカー」シリーズが書かれました。本書はその中の一冊というわけです。ちなみに残りの三冊は、

です。

それで本書の内容なのですが、簡単にいうとテーマは自己啓発です。人生において「成果」を出すためにはどうすればいいのか、という事に向かって理論が展開されていきます。

ただ、その辺に転がっている自己啓発本とは全然違い、内容が非常に高度ですので、その点には注意が必要です。軽い気持ちで読めるようなものではありません。時間を無駄にしないために大事な3つのコトみたいな感じの、お手軽な自己啓発話では無いということです。

資本主義社会や知識労働者の在り方みたいなところからはじめて、きっちりと理論を組み立てていますので、結構気合を入れて読まないと途中で挫折することになります。自分が最後まで読めるのか心配だという人には、前書きを立ち読みすることをおすすめします。なかなかの名文だと思うのですが、これが受け入れられない人はきっと最後まで読めないでしょう。

ということで、ここからは本書がいかに素晴らしいかという事を書きたかったのですが、残念ながら私の筆力ではドラッカーの偉大さを上手く伝える事が出来ないようです。まあ、ドラッカーについての評判はネット上にいくらでもありますから、いまさら私が書くことも無いでしょう。気になる人はとにかく本書を含めた4冊を読んでみて下さい。