なたでぽぽ  

Code Complete

Code Complete第2版〈上〉Code Complete第2版〈下〉を読みました。

著者はスティーブ マコネル(Steve McConnell)氏。アメリカソフトウェア界の第一人者だそうです。

副題が「完全なプログラミングを目指して」となっており、それが示す通りプログラミングに関する本です。初版は1993年に発表されており、今回ここで紹介するのは2005年に出た第二版です。

私もプログラマの端くれですから、この本のことは以前から知っており、常々読みたいとは思っていたのですが、上下巻合わせて1200ページ以上というボリュームと、1万2000円以上という価格がネックになって敬遠していました。が、春休みと言う事もあって時間的に余裕が出来たので、いい機会だと思い思い切って読んでみました。

ありきたりではありますが、率直な感想として、もっと早く読んでおけば良かった、と思いました。私もそれなりにプログラミングのことは知っているつもりですが、それでも目から鱗が落ちるような事がいくつも書かれており、非常に勉強になります。プログラミング初心者にはちょっと難しいと思いますが、C/C++やJavaを一通り知っている人が読むと、いい勉強になると思います。

本書が対象としている範囲は非常に広く、要求仕様の策定から設計、実装、テスト、デバッグ、変数名・関数名の付け方、プログラマの心構えまで様々です。特定の言語に依存する記述はあまりなく、あらゆる言語でのプログラミングに適用できる知識が詰まっています。ちなみに、多少のサンプルコードが出てきますが、それらはC++やJavaで書かれています。また、オブジェクト指向が当たり前のものとして扱われていますので、C言語しか使えないとかいう人は、まずオブジェクト指向プログラミングを学習してから本書を読んだ方がいいと思います。

最近の私は、仕事で使うちょっとしたツールを作ったりするくらいで、あまり本格的なプログラミングをする機会が無いのですが、本書を読んでいたら何だか無性にプログラムを書いてみたくなりました。何となく、今ならとても素晴らしいプログラムが書けるような気がします。

ということで、プログラムに関わるすべての人にお勧めの本です。多少高いですが、買っておいて損はありません。