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自分のアタマで考えよう

自分のアタマで考えようを読みました。

著者はちきりんさん。Chikirinの日記を書いている有名なブロガーです。

内容はタイトルの通りで、ものを考えるという事について考えています。

私は研究者という仕事柄、割とたくさん考えていると思いますし、どちらかと言えば考える事が得意です。なので、本書に書いてあることは経験として大体知っていました。つまり、研究者としての私にとってはあまり得るものが無かったという事です。

ただ、研究者であると同時に教育者でもありまして、そちらの私にとってはとてもいい本だと思います。この本を読んで最初に思ったのは、学生に読ませたい、という事です。

最近の若者は、なんて言うと自分が年寄りになったみたいで嫌なのですが、どうも自分で考えるという事が苦手になってきている気がします。これはおそらく、ネットやテレビからの情報が多くなり過ぎたのが原因でしょう。

例えばChikirinの日記なんかもそうなのですが、なるほどなと思うことがたくさん書かれています。こういうものを見たり聞いたりしていれば、自分で何も考えなくても、それなりの意見を手に入れることが出来るわけです。

人から意見を求められたときには、今まで見聞きした情報を中から適当なものを選んで喋っておけば、それなりに賢い人だと思わせることも出来ます。なので、それに慣れてしまうと、自分で考えるということをやめてしまうのです。

この本には、それではいけないよ、という事が書かれています。実際のところ、自分のアタマで考えないと何でいけないのかはよく分かりませんし、難しい問題だと思いますが、やっぱり私も自分で考えた方がいいと思います。

この情報過多の時代、自分で考えなくてもそれなりに楽しく暮らしていけるとは思いますが、他人よりもいい思いをしようと思ったら自分で何かを考えないといけませんし、何よりも考えるというのは楽しい事です。これを放棄してしまうのはもったいない気がします。

ということで、ネットなどで他人の意見を収集するのに慣れてしまった人は、是非本書を読んでみて下さい。自分で考えるという事の意義と、そのやり方がよく分かると思います。